年金システムの崩壊が口にされる現在、自分の老後資金は国や企業に頼るのでなく、自分で考えておく必要が生じています。
実は私自身はずっと企業にも属さず、海外にいたことが長かったこともあり、20代の頃は、国民年金にすら加入できない状況でした。その頃は幸い金利が高く、銀行の定期預金でも5%前後の利子が付いていましたから、「1億円貯めれば利子だけで年500万円。これなら利子で生活していける」と考えたのが、老後のための1億円預金の始まりでした。
バブル崩壊で変更を求められたお金の貯め方
しかしその後、皆さんご存知のようにバブルの崩壊と共に超低金利時代を向かえ、この傾向はここ当分変わる気配がありません。狸の皮算用をしていた利子500万円は夢と消え、仮に1億円を貯められたとしても、利子は年に100万円にも満たない時代となりました。1億円の貯金の利子だけでは生活していけない時代です。
それでも1億円があれば、毎年400万円で暮らしたとしても食いつぶすまでに25年。利子などを加えればもう少し持ちそうです。70歳でリタイアするとして、なんとか100歳くらいまでは人に迷惑をかけずにやれそうです。
無論、賃貸用の不動産を持つとか、もう少し現金収入を生み出す資産に1億円の一部でも投資しておけば、さらに楽になることでしょう。
と言うわけで、利子だけの生活は夢破れましたが、1億円あれば何とかなりそうなのは変わらない様子。そこで目標は変えずに1億円のまま据え置き、どうやって1億円を作るか、あるいは、どのような形で1億円分の資産を持てばよいかを考えることにしました。
利子だけで暮らそうとしたら5億円、10億円が必要で、そんな額を貯めるのはほとんどの人には非現実的です。1億円なら、多くの人の生涯賃金が2億円台だそうですから、貯金と運用で、何とか達成できそうです。あとは工夫の問題ですね。
1億円よりキャッシュフロー
ただし、「1億円を貯める」はあくまで象徴的な意味で使っています。重要なのは資産1億円がもたらす継続的なキャッシュフローであることを強調しておきたいと思います。
このサイトは、50歳を迎えた年に、自分であれこれ考えたり、試算した覚書を公開するために作ったものです。皆さんの老後の安定に僅かでも貢献できれば幸いです。