有機ELディスプレイのないシャープは買い

シャープは8Kとかの液晶ディスプレイを開発していますが、世間では結構「今時LEDかよ」とか笑われているようです。有機ELに移行しないと競争に勝てない…本当にそうでしょうか。

筆者の自宅には40インチ液晶ディスプレイのテレビがあります。ブランドはシャープではなくソニーですが…。これで不自由があるかと言ったら「別に。」無論有機ELディスプレイを隣に並べて比べたら差がわかるのでしょうけど、家にあってみている分には何の不都合もありません。

つまり、液晶から有機ELへのシフトというのは、消費者の多くにとっては「何の不都合もないのにシフトしようとしている」ことに他なりません。有機ELは開発費や製造設備に膨大な投資が必要です。多くの人に必要がないことにそれほど多額を費やして果たして価値があるか?

無論、iPhoneが有機ELを使えばそこそこの需要は生まれるでしょう。でも、液晶が無くなるかと言ったら…

有機ELの価格が液晶と同等まで下がったら有機ELが勝つでしょうけど、当面そのような状況にないことを考えると、少なくとも液晶ディスプレイでやっていることが不利益だとは思えません。

ソニー株とシャープ株 買いか売りか

このブログでは、どん底のソニー株を推奨し、どん底のシャープ株を推奨して来ました。筆者自身ちゃんとどん底のソニー株とシャープ株を購入しています。

ソニー株はある程度回復した時点で手放し、当面購入する予定はありません。一方、シャープ株はまだしばらく保有するつもりでいます。資金がありませんから新規の購入はできませんが、「シャープ株は売りか買いか」と聞かれたら「まだ買い」だと思っています。一方のソニー株は、筆者は「売り」だと思っています。

ソニーの業績はまだしばらくは上昇するでしょうけれども、「伸びしろ」という点で見ると、かなりきついと思うからです。一方のシャープ株は、業績がやっと黒字になって、市場にも若干安心感が漂ってきたような状況であり、まだ業績も株価も「伸びしろ」が大きいと考えているからです。

どん底の業績の会社の株価を買うことが多い筆者ですが、では東芝はどうかというと、決して手を出しません。半導体を切り離してしまって、原子力発電を残していたら、リスクが大きすぎます。世界のどこかでもう一度大きな原発事故が起きたら、息の根を止められます。

鴻海とシャープが買収案を最終合意

鴻海がシャープに3888億円を出資することで合意ができました。これで、シャープは鴻海の傘下に入ることがほぼ決定です。気になるのは新たに発行する普通株の発行価格が当初予定の118円から88円に下げられたこと。118円ならば最近あった最安値レベルですから、株価にも大きな影響はないかと思っていましたが、88円となると、25%くらいも低いです。発行済みで市場に出ている株の価格がどう動くのか、短期的には予測は困難ですね。

中長期的には、鴻海が頑張って、鴻海が言うような世界のリーダーにならなくても、「トントン」まで業績を戻してくれれば、株価も大きく回復するでしょう。まあ、大きくといっても88円に対して、「率」で大きい、という意味ですが。

鴻海がシャープを買収 出資1000億円減

「鴻海がシャープを買収 出資1000億円減」というニュースが流れています。曲折があったようですが、やっとシャープの今後がまとまりそうですね。1000億円出資額が減る、というのは大きな数字ではありますが、シャープに貸し付けを行っている銀行も合意していますし、とりあえず鴻海の出資で、シャープの財政状況は危機は脱するでしょう。

危機を脱するだけで、ある程度は株価も上がる、と予想していますが、それ以降の再建はどうか、ですね。液晶分野以外は、さほど悪くはないはずですから、液晶製造に何らかの対策が取られれば、とりあえずは「一息つく」かと思います。

今シャープの株を買うことは、かなりハイリスクな投資であることは間違いないですが、かなり安いですから、うまく行けば50%、ひょっとすると100%程度上がることは、さほど難しくないと予想しています。

シャープ株の買い時

前の投稿で「シャープをトヨタが買収してくれないか」なんてことを書きましたが、時は流れて、報道されているように台湾の鴻海がシャープを買収しようとしています。私個人は、シャープに何度かナンピン買いを入れていますが、底値になる前にシャープ株をまとまった数量購入してしまっていたので、なかなかプラスにはなってくれません。

鴻海による買収が長期的に吉と出るか凶と出るかはわかりません。しかし、一つ言えることは、シャープの財政状況は今と比べたら、鴻海からの資金が流入して、短期的には劇的に改善される、ということです。シャープの株価は昨週末は151円でした。無論、シャープ株にリスクはあります。しかし、短期のリスクを取る覚悟であるなら、シャープの株価が150円上がるだけで倍になる、ということです。

シャープの株が150円上がる?と思われるかもしれませんが、ここ数年の危機迎える以前は、千円台、時には2千円台をつけていたこともあるのがシャープ株です。さすがに2千円に戻すとは思いませんが、危機が収まったと思われれば、ある程度の水準までのもどりは早いのではないでしょうか。

人のさがとして、悪いものは過当に悪く評価し、良いものも過大に評価する傾向があります。今、シャープは過当に悪く評価されている気がしますし、少し上昇すると、今度は世間が過大に評価してくれるのではないでしょうか。

個人的には、シャープ株の買い時は今、できれば200円以下で仕込み、300円で半分放出、500円に到達したら完全に手じまい、と考えています。

ま、予想が当たれば、の話ですが。

トヨタがシャープを買収

トヨタがシャープを買収し、子会社化する、なんていうニュースはもちろん今のところ聞いたことがありません。

シャープは液晶の用途の拡大を図っており、車載用に角型ではない液晶パネルを開発していますし、もちろん既存のカーナビなどの画面にも利用可能。

さらに、最近バックグラウンドが透明な液晶画面をシャープが開発したというニュースが流れていましたが、これを車のフロントガラスに組み込めないものでしょうか。もしそのようなことができたら、かなり画期的になると思うのですが。今はフロントガラスにプロジェクションして情報を映す、という装置なら開発が進んでいるようですけど、フロントガラスの中に液晶画面を埋め込んでしまったら、もっと鮮明になるはず。

そして、この技術を独占するためにトヨタがシャープの買収を発表、なんていうことになれば、シャープの株価は一挙に10倍になる?! シャープファン、そして弱小一株主の夢でした。

reitを売却 利益確定

2銘柄ほど利回り重視で購入して持っていたREITですが、ここのところの株価上昇で買値から5割ほども値上がりしたので、売ってしまいました。配当金の利回りを期待して長く持とうかと思っていたのですが、さすがに5割以上の利益となると、配当利回りだけではずいぶん時間がかかりますから、売ってしまいました。

Sony株もパナソニック株も結構上がってしまいましたし、次のねらい目はやはり出遅れている(けれどリスクも高い)シャープ株かな。

株価が安いまま放置されている、という時は、何か良いニュースがあって上がり始めると、上昇率が高くなる、ということですから。「可能性がない」と言われていたソニー株だって、しばらく前の底値で購入していれば、すでに5割くらいは株価が上がっていますからねえ。

ソニー株売却

ここのところの株価の全面高に乗って、格付けが下げられたはずのソニー株も上昇しました。直近の最低価格が1800円くらいだったと思いますが、今日は2300円を付けています。1800円で1000株購入していれば、これだけで50万円の利益。10000株購入していたら、500万円の利益です。

上がった時にわざわざ買ってくれる人がいて初めて利益が出るわけですが、なぜ下がった時に買わないで、上がった時に買う人が多いのでしょうか。

ソニー株はとりあえず全部売りましたので、次にまた悪評判が立って値を下げるまでしばしソニー株はお休みです。

ソニーの無配大赤字の理由と体質

ソニーは2014年9月17日に、2015年3月期の連結業績見通しを下方修正し、上場以来初の無配になると発表しました。これを受けて上昇基調にあったソニーの株価は当然下がったものの、大暴落というほどのものにはなりませんでした。

投資初心者なら一千億円を超える赤字に上場以来初の無配と聞いて「げげげ、ソニーはもうだめか!」と投げ売りしそうなところですが、もとより最近「ダメ」と言われていたソニーですから、最近新たにソニー株を購入した投資初心者も多くはないとみえ、さほどの大暴落にはなりませんでした。

この点で良い記事が「第5回 ソニーを無配に追い込んだ「のれん」1800億円減損から読み取れるもの」という日経テクノロジーオンラインの記事。読むにはユーザー登録が必要ですが、「会計視点で見る話題の業界動向」というこの記事が掲載されているコラム自体、なかなか勉強になります。

今回のソニーの大赤字は、携帯電話関連の「のれん」の全額を一挙に減損処理するに伴うためのものとのこと。「のれん」というのは、記事を読んでもらうと良くわかりますが、企業買収に伴い、買収価格と買収された企業の資産価格との差額のこと。要は「既に支払ってしまっている現金が、資産として計上されていた」というもの。減損処理は「のれんの分を資産から消し去る」ことであって、実際に今お金を払うわけではないもの。要は「高すぎた買い物」を「高過ぎた」と認めて、実勢の価値に置き換えることですね。

となると、のれんの減損処理で大赤字に陥ったとしても、実際の企業の体力を示しているものではない、ということ。それがわかっている人がソニー株の保有者だったから、発表の内容の割にソニー株の下げ幅が小さかったのでしょうね。

もう一つソニーに関連してお勧めの記事は「第1回 ソニー、セグメント別損益管理とイノベーションは両立するか」というもの。ソニーは事業ごとに業績管理を行っており、この点ではいわゆる「アメーバ経営」に似た形を取っています。

ここで著者が指摘しているのは、事業ごとの業績管理の負の側面。事業ごとの独立性が高くなるがために、事業横断型のイノベーションが起きにくくなるという、構造的な問題。うーん。なるほど。「アップルには損益計算書は一つしかない」ということも書かれていますが、そこの違いも大きいわけですね。

ソニー株はもっと上がるか?

去年の11月にソニー株は投機的か?というようなことを書きました。案の定というか、ソニー株は最近上昇しており、今日は年初来最高値を付けたとか。これ以上上がるかどうか?実はそんなことはあまり関心はありません。

重要なのは「格付けが投機的」とされて、ソニーの株価が下がった(つまり多くの人がソニー株を売った)ことがあった、ということ、そして、ソニー株が年初来高値を付けるまでに上がってきたということです。

「これ以上上がるか?」という迷いは、「今買ったら儲かるか?」という誰にも答えられない疑問です。でも、「投機的」とされた株が「上げてきた」のは今起きている事実で、私は「そろそろ売り時か」と考えています。つまり「これ以上ソニー株が上がろうが関係がない。」

経験上言えるのは、ほとんど倒産状態の株は別にして、「上がりそうだから買う」という発想よりも、「ずいぶん下がったから買う」という発想で株式の売買を行う方が利益には繋がり易い、ということです。

株価がどん底にある時には「もっと下がるのでは」と議論され、かなり上がってくると今度は「もっと上がるのか?」と議論されます。そうした議論に加わっていることは、つまり「世間のトレンド」にはまっていること。それはすなわち、ルーザーの側に無意識に立ってしまっていることだと思っています。