ソニー株を損切り

高値つかみして塩漬けになっていたソニー株を少し損切りしました。こんながたがたに下がった時に損切りして…と思われるかもしれませんが、実は損切りというよりも、損を確定させた、という方が正確かと思います。

ソニーは業績が悪いですが、それでも配当金は出ています。もちろん他の株も持っていますから(多くは値下がりして含み損を抱えていますが…)、ある程度の配当金を受け取っていますし、そして配当金に対する税金もしっかり天引きされています。

これ以外に、今年は不二家の株を売って若干の利益も出ていましたので、ソニー株やパナソニック株を少し手放して損を確定し、不二家の株を売った利益と、配当で得た利益を特定口座内で損益通算して、税金を取り戻そうという魂胆です。

通常損を確定するのは痛みが伴いますが、損益通算をすると、天引きされた税金が還付されます。つまり、損を確定させて利益を生む、という寸法です。

でも、株を手放している分だけ損が出ているのでは?と思われるかもしれませんが、いずれにしろ、手元に持っていても評価額は低いまま。とっくの昔に損は出ているのです。

さらにせこい技として、売ったソニー株やパナソニック株を、売り値より少し下がったところで買い戻しています。そうすると、損を確定してその分を損益通算に充てると共に、手元には、元と同じだけの株が残る、という仕組み。しかも、各株の購入価格は、安く購入した分を含めてぐっと下がりますから、利益は出し易くなります。

もちろん、こんなことをするだけで利益になるわけではありませんが、ただ損切りをするよりは、気分的にずいぶん楽になる、という技でした。