鴻海とシャープが買収案を最終合意

鴻海がシャープに3888億円を出資することで合意ができました。これで、シャープは鴻海の傘下に入ることがほぼ決定です。気になるのは新たに発行する普通株の発行価格が当初予定の118円から88円に下げられたこと。118円ならば最近あった最安値レベルですから、株価にも大きな影響はないかと思っていましたが、88円となると、25%くらいも低いです。発行済みで市場に出ている株の価格がどう動くのか、短期的には予測は困難ですね。

中長期的には、鴻海が頑張って、鴻海が言うような世界のリーダーにならなくても、「トントン」まで業績を戻してくれれば、株価も大きく回復するでしょう。まあ、大きくといっても88円に対して、「率」で大きい、という意味ですが。

Sony株は投機的

Sony株を格付け企業が「投機的」まで落とすとか、落とさないとかいうニュースが流れていました。疑問に思ったのはここで言う「投機的」という言葉。Sonyのような企業としては「投機的」に格付けされてしまうと、金融機関からの資金調達が困難になりますから、困ったことになるのは明白。でもSony位の超有名企業、有名ブランドに金融機関が貸し付けを急に渋るようになる、というのも疑問ですが。

一方で、よくわからないのが、株主にとっての「投機的」の意味。株式投資なんて、特に短期の場合は所詮投機です。株価が上がる下がるに一喜一憂して博打を張っているのが、個人だろうと機関投資家だろうと変わらぬ姿。今さら「投機的」とされたからと言って慌てる必要もないでしょう。

一方で、長期の投資家にとっては、「投機的」という格付けを付けられて株価が下がれば購入のチャンス。「投機的」と付けられた前後でSonyの企業業績のトレンドが一変するわけではありません。長期的にはSonyは持ち直す、と考えているのであれば、またとないSony株購入のチャンスになるかも。

インフレ・デフレに惑わされない投資を

ついこの間までは「日本はデフレだから、実質的には賃金が上がらなくても資産は増えているのと同じ」ということが言われていました。今度はアベノミクスで緩いインフレへの誘導が始まると、「インフレに負けない投資戦略を」などと、証券会社などがこぞって言っているようです。

では、デフレだった時にどれくらい資産が増えた印象、生活が楽になった印象があるでしょうか。インフレだろうとデフレだろうと、1、2%なんて統計上はともかく、体感的には誤差の範囲です。こんなレベルの変動で投資姿勢を変えよう、なっていやっていたって意味はないでしょう。

インフレだろうとデフレだろうと、「スーパー」がつくほど極端なものでない限り、自分の許容できるリスク範囲に応じて粛々と自分の投資スタイルでやっていく。それ以外にはありません。要は通常の資産運用にインフレもデフレも気にする必要はない、ということですね。ある程度リスクが取れる人であれば、最近のソーシャルレンディングなどを利用すれば年利5%程度の運用は可能ですから、2%のデフレだろうとインフレだろうと基本的にあまり関係なし、です。

そして日本が「スーパー」が付くほどのインフレやデフレであるなら、外貨ベースでの運用を図るしか避けるすべはありません。つまり、国際分散投資を図れるくらいの資産がある人だけのオプションということ。

NISAは見送り

最近話題になっているNISA。でも私は見送り。口座開設もしません。取引のある証券会社からは「開設しませんか?」という案内があり、NISAを開設した場合には2千円貰えるそうですが「2万円なら考えます」と答えておきました。

NISA口座を開かない理由は、1年に100万円、5年間で500万円までしか使えないのが一つ。

NISAの場合、非課税になるのは配当金などの利益に対してだけですし、税金は利益に対して約20%。もしNISA口座内の資金が順調に回り仮に年10%の利益を上げたとして、最大で50万円。その20%は10万円。つまり、NISAで運用して考えられる最大の利益は10万円程度と考えられること。もちろん、もっと稼げる可能性もないわけではないですが、この程度のものと考えておいてよいでしょう。

ではNISA口座で損失を出した場合の保護は?まったくありません。他の口座との通算もできませんから、利益を出している株を処分して相殺する、という技も使えません。

NISA口座では、定期預金のような元本が保護されているような商品は扱えません。すべて元本保証なしの投資商品だけ。となると、最大10万円の利益を5年かかって出すためにわざわざNISA口座を開設する理由があるかと言うと…

年間100万円以下しか運用することはない、という人ならちょっと考えても良いかもしれませんが、当サイトは「目指せ1億円」ですから、ここはNISAは見送りです。

「セキュリテ被災地応援ファンド」が開始

ミュージックセキュリティーズが「セキュリテ被災地応援ファンド」を始めました。これはファンドと言っても、実質的には寄付。ミュージックセキュリティーズに既に預けてあるお金がある人が容易に寄付できる仕組みとして提供しているかと思います。

でも「復興資金などの需要に応じて、「投資」も組み合わせながら、第2、第3のファンドも準備していく予定」だそうですから、長期的にはこちらに参加したいと思います。

東北に投資するすべはないものか

今回の震災。日本の経済を維持するために我が家では節約モードではなく、消費を増やす方向。工場が流されてしまった宮城県の会社がつくった醤油も購入。代金と支払われるのはわずかだろうけど。

今後の復興に向けて、地域再生ファンドみたいなものは考えられないものかなあ。あえて援助にしないのは、資金を回転させて行かないとすぐにそこがつくから。