ソニー株とシャープ株 買いか売りか

このブログでは、どん底のソニー株を推奨し、どん底のシャープ株を推奨して来ました。筆者自身ちゃんとどん底のソニー株とシャープ株を購入しています。

ソニー株はある程度回復した時点で手放し、当面購入する予定はありません。一方、シャープ株はまだしばらく保有するつもりでいます。資金がありませんから新規の購入はできませんが、「シャープ株は売りか買いか」と聞かれたら「まだ買い」だと思っています。一方のソニー株は、筆者は「売り」だと思っています。

ソニーの業績はまだしばらくは上昇するでしょうけれども、「伸びしろ」という点で見ると、かなりきついと思うからです。一方のシャープ株は、業績がやっと黒字になって、市場にも若干安心感が漂ってきたような状況であり、まだ業績も株価も「伸びしろ」が大きいと考えているからです。

どん底の業績の会社の株価を買うことが多い筆者ですが、では東芝はどうかというと、決して手を出しません。半導体を切り離してしまって、原子力発電を残していたら、リスクが大きすぎます。世界のどこかでもう一度大きな原発事故が起きたら、息の根を止められます。

ソニー株売却

ここのところの株価の全面高に乗って、格付けが下げられたはずのソニー株も上昇しました。直近の最低価格が1800円くらいだったと思いますが、今日は2300円を付けています。1800円で1000株購入していれば、これだけで50万円の利益。10000株購入していたら、500万円の利益です。

上がった時にわざわざ買ってくれる人がいて初めて利益が出るわけですが、なぜ下がった時に買わないで、上がった時に買う人が多いのでしょうか。

ソニー株はとりあえず全部売りましたので、次にまた悪評判が立って値を下げるまでしばしソニー株はお休みです。

ソニーの無配大赤字の理由と体質

ソニーは2014年9月17日に、2015年3月期の連結業績見通しを下方修正し、上場以来初の無配になると発表しました。これを受けて上昇基調にあったソニーの株価は当然下がったものの、大暴落というほどのものにはなりませんでした。

投資初心者なら一千億円を超える赤字に上場以来初の無配と聞いて「げげげ、ソニーはもうだめか!」と投げ売りしそうなところですが、もとより最近「ダメ」と言われていたソニーですから、最近新たにソニー株を購入した投資初心者も多くはないとみえ、さほどの大暴落にはなりませんでした。

この点で良い記事が「第5回 ソニーを無配に追い込んだ「のれん」1800億円減損から読み取れるもの」という日経テクノロジーオンラインの記事。読むにはユーザー登録が必要ですが、「会計視点で見る話題の業界動向」というこの記事が掲載されているコラム自体、なかなか勉強になります。

今回のソニーの大赤字は、携帯電話関連の「のれん」の全額を一挙に減損処理するに伴うためのものとのこと。「のれん」というのは、記事を読んでもらうと良くわかりますが、企業買収に伴い、買収価格と買収された企業の資産価格との差額のこと。要は「既に支払ってしまっている現金が、資産として計上されていた」というもの。減損処理は「のれんの分を資産から消し去る」ことであって、実際に今お金を払うわけではないもの。要は「高すぎた買い物」を「高過ぎた」と認めて、実勢の価値に置き換えることですね。

となると、のれんの減損処理で大赤字に陥ったとしても、実際の企業の体力を示しているものではない、ということ。それがわかっている人がソニー株の保有者だったから、発表の内容の割にソニー株の下げ幅が小さかったのでしょうね。

もう一つソニーに関連してお勧めの記事は「第1回 ソニー、セグメント別損益管理とイノベーションは両立するか」というもの。ソニーは事業ごとに業績管理を行っており、この点ではいわゆる「アメーバ経営」に似た形を取っています。

ここで著者が指摘しているのは、事業ごとの業績管理の負の側面。事業ごとの独立性が高くなるがために、事業横断型のイノベーションが起きにくくなるという、構造的な問題。うーん。なるほど。「アップルには損益計算書は一つしかない」ということも書かれていますが、そこの違いも大きいわけですね。

ソニー株はもっと上がるか?

去年の11月にソニー株は投機的か?というようなことを書きました。案の定というか、ソニー株は最近上昇しており、今日は年初来最高値を付けたとか。これ以上上がるかどうか?実はそんなことはあまり関心はありません。

重要なのは「格付けが投機的」とされて、ソニーの株価が下がった(つまり多くの人がソニー株を売った)ことがあった、ということ、そして、ソニー株が年初来高値を付けるまでに上がってきたということです。

「これ以上上がるか?」という迷いは、「今買ったら儲かるか?」という誰にも答えられない疑問です。でも、「投機的」とされた株が「上げてきた」のは今起きている事実で、私は「そろそろ売り時か」と考えています。つまり「これ以上ソニー株が上がろうが関係がない。」

経験上言えるのは、ほとんど倒産状態の株は別にして、「上がりそうだから買う」という発想よりも、「ずいぶん下がったから買う」という発想で株式の売買を行う方が利益には繋がり易い、ということです。

株価がどん底にある時には「もっと下がるのでは」と議論され、かなり上がってくると今度は「もっと上がるのか?」と議論されます。そうした議論に加わっていることは、つまり「世間のトレンド」にはまっていること。それはすなわち、ルーザーの側に無意識に立ってしまっていることだと思っています。

Sony株は投機的

Sony株を格付け企業が「投機的」まで落とすとか、落とさないとかいうニュースが流れていました。疑問に思ったのはここで言う「投機的」という言葉。Sonyのような企業としては「投機的」に格付けされてしまうと、金融機関からの資金調達が困難になりますから、困ったことになるのは明白。でもSony位の超有名企業、有名ブランドに金融機関が貸し付けを急に渋るようになる、というのも疑問ですが。

一方で、よくわからないのが、株主にとっての「投機的」の意味。株式投資なんて、特に短期の場合は所詮投機です。株価が上がる下がるに一喜一憂して博打を張っているのが、個人だろうと機関投資家だろうと変わらぬ姿。今さら「投機的」とされたからと言って慌てる必要もないでしょう。

一方で、長期の投資家にとっては、「投機的」という格付けを付けられて株価が下がれば購入のチャンス。「投機的」と付けられた前後でSonyの企業業績のトレンドが一変するわけではありません。長期的にはSonyは持ち直す、と考えているのであれば、またとないSony株購入のチャンスになるかも。

ソニー株の値上がり

ソニー株が今年の値上がり率トップクラスとの報道がありました。高値掴みしたソニー株の含み損が一挙に消えるわけではありませんが、嬉しいことです。

ソニーはアップルとよく比較され、「かつての魅力を失った」と言われています。それは確かにその通りでしょう。

しかしソニーはアップルとは違い、多くの製品群を持っています。その中には、iPhoneやウォークマンのように、直接消費者をターゲットとしているわけではない、デジカメの部品なども含まれています。映画や音楽などのコンテンツも自分のところで持っています。

現在のアップルや、かつてのプレステ時代のソニーのような、「目玉」がなければ株価が大きく伸びないことは確かかもしれません。しかし、経営資源はソニーの方がはるかに豊かですから、iPhoneに限りが見えたら、次どうするの?というような大きな波もありません。

現在のところのソニーの株価は、ソニーがまるでアップルと同じようなタイプの「一発屋」である、あるいは「テレビ屋」であると勘違いされたような落ち込みぶり、というのが正直な感想。若干ニュアンスの違いはあるものの、パナソニックも同様でしょう。

大きな値上がりはないものの。「商品の多様性の強み」を評価すれば、もう少し値を戻すだろう、というのが読みです。

ただ、ソニーが「普通の会社」になるのは、やはりちょっとさみしいですが。アイボとかもう少し頑張って欲しかったですね。

ソニー株を損切り

高値つかみして塩漬けになっていたソニー株を少し損切りしました。こんながたがたに下がった時に損切りして…と思われるかもしれませんが、実は損切りというよりも、損を確定させた、という方が正確かと思います。

ソニーは業績が悪いですが、それでも配当金は出ています。もちろん他の株も持っていますから(多くは値下がりして含み損を抱えていますが…)、ある程度の配当金を受け取っていますし、そして配当金に対する税金もしっかり天引きされています。

これ以外に、今年は不二家の株を売って若干の利益も出ていましたので、ソニー株やパナソニック株を少し手放して損を確定し、不二家の株を売った利益と、配当で得た利益を特定口座内で損益通算して、税金を取り戻そうという魂胆です。

通常損を確定するのは痛みが伴いますが、損益通算をすると、天引きされた税金が還付されます。つまり、損を確定させて利益を生む、という寸法です。

でも、株を手放している分だけ損が出ているのでは?と思われるかもしれませんが、いずれにしろ、手元に持っていても評価額は低いまま。とっくの昔に損は出ているのです。

さらにせこい技として、売ったソニー株やパナソニック株を、売り値より少し下がったところで買い戻しています。そうすると、損を確定してその分を損益通算に充てると共に、手元には、元と同じだけの株が残る、という仕組み。しかも、各株の購入価格は、安く購入した分を含めてぐっと下がりますから、利益は出し易くなります。

もちろん、こんなことをするだけで利益になるわけではありませんが、ただ損切りをするよりは、気分的にずいぶん楽になる、という技でした。

シャープ、ソニー、パナソニックの株を買おう

最近評価が著しく下がっている株の代表と言うと、液晶テレビを作っていた家電メーカー、シャープ、ソニー、パナソニックなど。株価はもう見るも無残なありさまであることは事実。僕自身、塩漬けのソニー株がさらに下がってしまっていますが、ここまで下がると開き直りの境地も出てきます。

株というのは、基本的に下がった時に買って上がった時に売るもの。株が下がるのはなぜかと言うと、みんなが売るから。株が上がるのはなぜかと言うと、みんなが買うから。逆に言うと、みんなが売っている時に売ると株は下がっているから損を出し、みんなが買っている時に買うと株価は上がっているから利益は出にくい。当たり前なんですけど、どうしても雰囲気にのまれてしまうのが人間の性。

では、どうやったら儲かるか?もちろんしつこいようだけど、下がった時に買って、上がった時に売ること。つまり、みんなが売っている時に買って、みんなが買っている時に売るのが株で利益を出す方法。

では、今みんなが売っている株は何か?と言うと、シャープ、ソニー、パナソニックなど!と言うわけで、安く買わせていただいております。

これらの株を買うリスク?株を買うならリスクはつきもの。かつてのJALとか東電の株を「安全だ」と信じて持っていた人よりは低リスクでしょう。

これらの株が値を戻す買って?例えば以前のソニーのようなレベルには戻らないでしょう。でも、数割でも値を戻せば良いではないですか。