クラウドファンディング



クラウドファンディングとは、上場株よりも情報開示が劣る、すなわちリスクが高い未公開株を、ネットを通して少額ずつ販売して資本金を集める仕組みの事です。

ソーシャルレンディングに言葉としては似ていますが、ソーシャルレンディングの場合「レンディング」であくまで融資であるのに対し、クラウドファンディングの場合は「ファンディング」ですから「資本金を出す」、つまり株式を購入するところが大きな違いです。ソーシャルレンディングもクラウドファンディングも、インターネットを通して少額ずつ多くの投資家から資金を集めると同時に、リスクを分散するという点は共通しています。

ソーシャルレンディングの場合は従来の法的枠組みの中でも、投資組合のようなものを作ってファンドとして販売すれば、実施が可能でした。一方未公開株の場合は、法的な規制が厳しく、募集や販売が著しく制限されているのが現状で、証券会社であっても日本証券業協会が運営する未公開株取引制度(グリーンシート)の銘柄しか広くは売れません。また、ソーシャルレンディングとの場合とは異なり、証券会社以外の金融関係業者は未公開株を扱えません。

つまり、日本では本当の意味でのベンチャーに、一般の投資家の資金を少額ずつ集めて投資する、という仕組みがほとんどと言ってよいほど整備されてこなかったわけです。今後クラウドファンディングの形であれば、証券会社以外の金融機関でも参入できるように法的な整備がなされる予定です。

そうなると、もちろん一定のリスクはありますが、小規模な資金を運用しようとする者にとっては、クラウドファンディングの登場によって投資のオプションが一つ増えることになります。早くクラウドファンディングの制度を立ち上げて欲しいものですね。