デイトレードは無理だから、ウィークトレード



こちらのブログ、シャープ株をすべて売却でも書きましたが、長期保有のバリュー株投資をするほど若くはなくなった今、さてどのような戦略を取ろうかと考えました。

長期保有のバリュー株投資の対極にあるのはデイトレードです。しかし、まだ他に仕事も持っていますし、毎日複数画面とにらめっこして切ったはったの売り買いを繰り返すデイトレードは無理。デイトレーダーにはちょっとなれません。

それならばと考えたのが、デイトレードならぬウィークトレード。厳密に1週間ごとと決めているわけではありませんが、購入した株は翌日からすぐに売りに出してしまうという戦法。まあ、普通のことと言われれば普通のことですが。

ポイントはデイトレードと同様、大きな値上がりを期待せずに、僅かな利ザヤですぐに売ってしまうこと。やってみると概ね1週間程度の間に売れることが多いので、ウィークトレードと勝手に呼ぶことにしました。ネット証券ならば株の売買手数料が比較的安価ですから、僅かな値動きでも利益が出せます。

売買の金額は1回1銘柄50万円くらいまで。無論、もっと投資できる人はもっと出せばよいし、50万円が無理な人は、少なくすればよいです。ただ、金額を増やすと取引量が少ない株は売買が難しくなってしまいます。金額を減らすと、単価が高い株は買えなくなってしまいます。そこで自分のポケットと相談という意味だけでなく、幅広く売買ができる金額として50万円に落ち着きました。無論実際には一部だけ成約して20万円の売買、ということもありますし、きりの良い株数で買って30万円ということもあります。その辺りは適当。

では、どれくらいの利益を一回の売買で狙っているのか。50万円の売買で、1万円から2万円です。率にすると2%から4%。少ないと言えば少ないです。ポイントは、これくらいの値動きならば実際には短期間に結構起きている、ということ。10%を狙ったら、しばらく売ることができないことが多いでしょう。それよりは、小さな利ザヤを稼いで、回転数を上げていくほうが着実です。

例えば500円の株があったとします。50万円の予算で千株買えます。これが510円になったら売ります。±2%くらいの値動きならば、1週間以内にほぼどのような銘柄でも起こります。これがポイントですね。売りができなければそもそも利益を確定することはできないのですから。

どのような銘柄を買うか?基本的にどのような銘柄でも良いのですが、最近1年間くらいのチャートを見て、上がってきている銘柄は避けます。下がる余地が大きいですから。どちらかと言うと変化の少ない銘柄の方が狙い目。大きな値上がりを期待しているわけではありませんから。そしてここ数ヶ月から直近の値動きを見て、下がり気味の株が狙い目です。若干の買い戻しが入れば2%の利益はクリアできます。

単価が高い株もできれば避けます。3000円の株は3000円下がる余地があり、値動きが大きくなりがちです。リスクも大きい、ということですね。私が買う株は1000円前後以下の株がほとんどです。

業績?極端に悪いところでなければ、あまり関係ありません。長期保有や配当を狙うわけではありませんから。

要は、仕事を持っている身として手間を省きたいわけですね。情報を調べてどの株を購入するか、という研究をしている時間はありません。こんな手順で銘柄を決めています。

1. 新聞やWEB上で記事の中に出てくる株をチェック(本当は何でもいいけど、目につかない株を調べるのは面倒)

2. その株の株価と最近の値動きをチェック。上がってきている株は買わない。

3. 値動きが小さい株でここ1年の間の底値をチェック。底値よりもかなり上なら買わない。

4. 最近の値動きのピークをチェック。少し値上がりしてきているようなら様子見。少し値下がりしてきているようなら買いを入れる。

これだけ。一回の売買額も利幅も小さいので、利益としては小遣い稼ぎ程度にしかなっていませんが、打率は今のところかなり高いです。まだ買った株が極端に下がったことなどがないので、損切りをどうするかというのは、課題ですね。